小説『ソフテ!!』

 ★二人の少女が出会い、そして青春が加速する!
   3  出会い
 夏休みが終わると、もうクラスのみんなの話題は新人戦一色になっていた。放課後の練習時間が延長され、真っ暗になるまでボールを追いかけ、練習を終えるとへとへとになりながら「お疲れ〜」なんて声をいろんな部活のみんなと交わして家路につく。そんな光景の中に溶け込んでいる空気感というか、匂いが香織は大好きだった。しかし、自分は他の部のみんなとは違うのだ。どんなに頑張ったって、試合には出ることができないのだから。
 藤原は、あれ以来、転部についていっさい口にしなかった。午後4時きっかりになるとラケットを持ってコートにやってくる。先輩たちがいたときと同じように、香織のレシーブ練習のためにコートの左右に球出しをしたり、乱打の相手をした。不思議なことに剣道が専門のはずの藤原は、ソフトテニスもとてもうまかった。香織と二人でボールを打ち合う乱打では、コントロールミスはほとんどない。しかも香織がぎりぎりとれるかどうか、というきわどいボールをフォアに、バックにと打ち分けてくる。ボールのスピードも、香織の実力の底上げを意識して、加減しているのが感じられた。
「どこかで、きっと特訓してるんだよ。」そう香織にささやいたのは、先輩の誰だったか。
 
 9月に入ってすぐ、ある事件が起きた。
 朝、サーブの自主練を終えて教室に入ると、みんながひとところに集まって、なにやら大声で話をしている。テンションの高さから見て、昨日のテレビがどうとかというレベルの話題ではないようだ。香織が自分の机に鞄を置くと、待ちかねていたかのように、鈴本京子がやってきた。京子は、いわゆる「便所友だち」だ。
「ねえねえ、聞いた?香織。」
近所の世間話好きのおばさんみたいに、京子は目をきらきらさせながら話しかけてきた。
「なあに?私、いま朝練終わってきたばっかだもん。」
「あのね、なんとうちのクラスに、転校生がやってくるんだって!」
「えっ。まじで。」
香織もこれにはだいぶ驚いた。うちの中学校から転校していくことはあっても、転校してくることなど聞いたことがなかったのだ。普段、京子のうわさ話には、適当に相づちを打っている香織も、俄然興味がわいてきた。
「それで、どんな子?いつ来るの?」
いつにない香織の食いつきの良さに、京子も気を良くしたようだった。
「それがなんと、今日!今、校長室にいるらしいんだわ。」
「今日!へえ!由希子先生、なんにも言ってなかったのにね。」
小田由希子は、香織たち2年生の担任で、まだ教師になって2年目の若い女教師である。転校生が来るのなら、前もってクラスのみんなに何か一言あってもよさそうなものだ。何か特別な事情でもあるのだろうか。
興奮のためかいつもよりキーの高い、京子の声は続いた。
「それでね、なんか女の子みたいなんだよね〜。残念!」
「そう。女の子かぁ・・・。」
なんで残念なのかは、容易に想像できたので、あえてつっこまなかった。
 
 やがて始業のチャイムが鳴り、みんなはがたがたと机や椅子をならしながら、それぞれの席に着いた。転校生がやってくるのを、みんながそわそわして待っている。この学校にとって、奇跡のようなイベントに、誰もがわくわくしているのを香織は感じた。
 そして廊下を歩いてくる足音が聞こえ、ドアが開くと、担任の小田が一人で入ってきた。
「起立!おはようござます!」日直の号令であいさつをした後、小田はにやにやしながら学級のみんなを見回して言った。
「あらあら、今日はみんな静かねえ。いつもは私が入ってきても騒がしいのに、どうしたんでしょう?」
それに、クラス一のお調子者の白幡章が応じた。
「またまた先生、わかってるくせに〜。」
小田は苦笑を浮かべながら、しようがないわね、と言うと、教室のドアの向こうに声をかけた。
「白鳥さん、入ってきて。」
クラス中の目が、ドアに釘付けになった。期待が高まっていき、頂点に達したとき、すっと、うつむき加減の少女が姿を現した。
「背、高っ」誰かのささやく声が聞こえてきた。確かに身長は170をゆうに超えているように見えた。その一方で線の細さを香織は感じた。小さな顔をショートのまっすぐな黒髪が縁取っている。色白の顔の中の涼やかな目が印象的だった。一言で言うと、モデル体型の美少女。そんな形容詞がふさわしいように思えた。彼女の左手首には、空色のリストバンドがはめられており、それをかばうように、右手が添えられていた。香織にはそれが妙に気になった。
 やがて小田に促され、少女は自己紹介をはじめた。
「栗原市から来ました、白鳥幸子です。よろしくお願います。」
緊張しているためか、転校生の少女はにこりともせずに細い声でそれだけ言うと、ぺこりと頭を下げた。
「あらあら、シンプルな自己紹介ね。まあ、これから少しずつみんなと仲良くなっていけば、いろんなことがわかると思うから。みんな仲良くしてあげてね。・・・それじゃ、白鳥さんは、一番後ろのあそこ、席があるので座って。」
小田の言葉を受けて幸子は指示された席に向かい、静かに腰を降ろした。その後、いつものように朝の会が始まったが、誰もがちらちら幸子の方を見ながら、ひそひそささやいている。
香織はそんな中、一人である思いを巡らせていた。
(白鳥さん、テニス部に入ってくれないかなぁ・・・。)もしそれが実現したなら、一ヶ月後の新人戦の個人戦に参加できるのだ。香織の心の中で、何かが動き出そうとしていた。
 
 
 その日一日中、香織は幸子に話しかけるタイミングをうかがっていたが、そのチャンスを得ることはできなかった。転校生の幸子のまわりを、常に何人かが親しげに、あるいは興味深げに、取り囲んでいたので、とても「ソフトテニスに興味はありませんか?」などと話しかける雰囲気ではなかったのである。もっとも、転校初日の女の子をテニスコートに引っ張ってくるのもどうかと思ったので、香織はとりあえず今日はあきらめよう、と自分に言い聞かせると、ラケットケースを肩にかけ、教室を出た。途中、「お〜い」という声が背中に聞こえたかと思うと、白幡章が追いかけてきて横に並んだ。黒革の竹刀袋を担いでいる。
「なに?ぐずぐずしてると、顧問に怒鳴られるんですけど。」
「お前んとこの顧問は、本当におっかないもんなぁ。」
歩みを止めずに、そんな会話を交わした後、章が声を潜めて言った。
「転校生、テニス部に入ってくれるといいな。」
「う〜ん。そうなんだけど、そううまくいくかなぁ。なんか近づきにくいオーラ出してるし。」
ため息混じりに、香織は答えた。
「確かに。クラスの連中が、おもしろがって、いろいろ話しかけてるんだけど、適当な相づちばっかりで、ほとんどプライベートのことはしゃべらないみたいだな。あっちの学校で何部だったかさえも話さないらしい。」
クラス一のお調子者だが、クラスの中心的存在でもある章でさえ、その程度の情報しか得られていないのか。
「そうなんだぁ。」香織はがっかりして思わず、そうつぶやいた。
あれだけの身長があれば、普通に考えてバレーボール部かバスケットボール部が妥当なところなんだろうけど・・・。だとしたら、ソフトテニス部に入ってくれる線は難しくなってくる。
「まあ、俺んとこにはいろんな情報が集まってくるから、なんかわかったら教えてやるよ。じゃあな!」
それだけいうと、章は剣道場に向かって駆けて行ってしまった。その背中からは、新部長になって初めてむかえる大きな試合に張り切っている章の気持ちが、はっきりと感じとることができた。香織はちょっとだけうらやましく思ったが、今は自分のできることを精一杯やるしかないと思い直した。転部の誘いを蹴ったのは他でもない自分なのだから・・・。
 
 3年生が引退した後の香織の練習メニューは、まったく単純なものになった。軽いランニングの後、柔軟運動。素振りをフォア、バック、サーブ、それぞれ50回。その後ようやくボールを部室から運び出して、サーブ練習を始める。今の課題は、オーバーハンドから全力で打ち下ろすフラットサーブを確実にサービスエリアに打ち込むことだ。ソフトテニスでは、一本目のサーブをミスした場合、2本目のサーブを打つことができる。2本目のサーブをミスすればダブルフォールト、つまり相手の得点になってしまう。だから、1本目は「攻撃的に」2本目は「確実に」打ち込むことが要求されるのだ。
 香織は1本目の「攻撃的な」サーブが苦手だった。10本打って、せいぜい決まるのが2本か3本。顧問の藤原に言わせれば、
「7割はいんなきゃ、使い物にならん。第1サーブのミスは、第2サーブのプレッシャーを生み出すだけだ。入るようになるまで、最初から確実なアンダーハンドサーブを使え!」
ということらしい。そこで藤原がラケットを担いでやってくる4時までの間、香織はひたすらオーバーハンドサーブの練習を繰り返していた。
 左手に持ったボールを、高々と放り上げる。ラケットを持った右手を肩の位置まで大きくテイクバックさせながら、両足の膝を曲げて、下半身のバネを絞り込む。そして一気に伸び上がりながら、体中のエネルギーを小さなボールに叩き込み、ラケットを振り切る。
「パーン」
乾いた音を立ててボールは風を切って飛んでいくが、サービスエリアを大きく越えてしまった。フォールト。
どうもコツがつかめない。もっと上でボールを捕らえろ!藤原の怒鳴り声が聞こえてくるようだ。うまくできない自分に歯ぎしりするような思いで、香織は次のボールを拾い上げた。
と、そのとき誰か人の気配を感じた。後ろを振り向くと、制服姿の転校生、白鳥幸子が静かにたたずんでいた。グラウンドは運動部員のかけ声で、喧噪の中にあるはずなのに、彼女の周囲だけは静寂に包まれているようだった。
思いもかけない人物の登場に、香織は拾い上げたばかりのボールを落としてしまった。しばらくの間香織は身じろぎもせず、白鳥幸子の小さな顔を見上げていたが、はっと気を取り戻して口を開いた。
「な、何か用・・・ですか?」
すると幸子は、深呼吸をするような仕草をした後、小さな声で言った。
「あの・・・練習を見学してもいいですか?」
「・・・えっ・・・?私の練習を・・・ですか?」
舞い上がって自分の声がひっくり返っているのを感じながら、香織がたずねると、幸子は小さな顔をコクンと揺らし、はいとこたえた。一瞬、香織の頭の中は真っ白になったが、これはチャンスなのかもしれない、という思いがしだいにこみ上げてきた。
「ど、どうぞ、どうぞ。・・・汚いところだけど、あの青いベンチに座って!」
香織は、遠慮がちな幸子の背中を押して、ベンチに腰を降ろすよう勧めた。顧問の藤原の指定席だが、ここはVIP待遇でもてなさなくては。
香織の勢いに負けたかのように、幸子はベンチに腰を降ろすと、まぶしそうに目を細めて香織を見つめた。
これはやりにくくなちゃったぞ。と内心香織は思った。得意な乱打の練習の時ならともかく、今、香織がやっているのは、もっとも苦手なサーブ練習だ。しかも、ノルマはあと30球はゆうに残っている。少しでもかっこいいところを見せて、ソフトテニス部に興味を持ってもらいたいけど・・・。
えーい。考えてたって仕方がない。いつものように打ち込むだけだ。香織はコートに戻ると、サーブ練習を再開した。
 ところがやっぱり、ボールはサービスエリアに決まらない。打点をたがえて、ボールが大きくオーバーしたり、力みすぎてネットにかかってしまったり、散々だった。
(ああ、もう、顧問、早く来てよ。あきれられて、白鳥さんに帰られてしまうよ。)
あまりにふがいない自分に、香織がうんざりしているところへ、いつも通りラケットを担いだ藤原がやってきた。
「先生!」
香織が待ちかねていたとばかりに藤原に声をかけると、藤原はそれには応じずに、ベンチに座る幸子に向かって言った。
「よう。来てたな。」
幸子は座ったまま軽く会釈をすると、両頬に小さなえくぼを浮かべて微笑んだ。
(・・・えっ!・・・なに?今のは何・・・?)
藤原と幸子の間に流れた空気に、香織は大きな戸惑いを感じた。何より、今日始めて見た白鳥幸子の笑みが、鬼の藤原に対するものだなんて。香織は信じられない思いだった。
 そんな、香織のパニックをよそに、いつも通りの調子で藤原は香織に言った。
「もう、サービス練習はいい。乱打をする。」
えっ?サーブはあと20本は残ってるし、打ち回しもしていないのに、いきなり乱打?と、心の中で思ったが、それを口にすれば怒声が飛んでくるのはわかっているので、香織はコートのベースラインの中央に入って腰を沈めると、「お願いします!」と大きな声で言った。
すると、間髪置かずに藤原が叩き出した鋭い打球が、右サイドに飛んできた。香織は駆け出しながらラケットを持つ右手をテイクバックさせると、追いつきざま、ワンバウンドしたボールに合わせて振り切った。
「パーン」小気味いい音を立ててボールは、藤原の足下に返っていく。藤原はステップを踏んで足場を変えると、ボールをフォアハンドで強打した。今度も右サイドだ。珍しいギャラリーの前で、クロスの打ち合いを披露しようということらしい。
(望むところだわ!)
香織は再びコートの右サイドに走ると、コンパクトなバックスイングから的確にボールを捉え、鋭くラケットを振り切った。ボールは藤原のコートの右サイドのコーナーぎりぎりに入っていく。そこから、コートの対角線上で二人の激しいラリーが始まった。
 強くて早いボールを正確に打ち返すコツは香織が1年半の間、藤原の打ち出すボールを追い続けて、やっと身につけたものだ。身体とボールの間隔。ラケットを振り出すタイミング。ラケットがボールを捕らえるポイント。右手がラケットをグリップする感触。すべては数字になど置き換えられない。手取り足取り教えてもらったものではない。有り体に言うならば、香織の汗と涙の結晶なのだ。
二人しかいないコートの中で、「パーン」というラケットがボールを打ち込む音と、「はい!」と気勢をあげる香織の声だけが響き、二人の間を糸を引くような速さで、ボールが飛んでいく。振り出すラケットの角度がほんの1度狂っただけで、このラリーは終わり、かわりに藤原の恐ろしい罵声が飛んでくる。そんな緊張感の中で、こうして藤原と全力で打ち合えることに、香織は言いようのない喜びを感じることができた。
(クロスのラリーのノルマは10往復。そろそろ、先生は何か仕掛けてくる!)
香織がそう思ったとき、藤原が叫んだ。
「次!ストレート!」
藤原の要求に「はい!」と答えながら、香織は左足のつま先をずらすとラケットのグリップを握り直した。ラケットに角度をつけて、大きく振り切る。
「シュパーン」
強いドライブをかけられたボールは、右サイドラインに沿って、まっすぐ走るように飛んでいくと、ベースライン上ぎりぎりに落ちた。やった。香織がそう思ったときには、もう、藤原はボールに追いついていた。ボールをバックハンドで、やんわり、すくい上げながら藤原はさらに叫んだ。
「香織!ネットに走れ!スマッシュ!」
「ええっ?!」ベースラインの後ろで打ち合いをしていた香織は驚いた。しかし、藤原の言葉は絶対だ。意を決して香織はネットに向かって走った。ボールは高々とネット上にあがってきている。大丈夫。間に合う。香織はネットに近づくと急ブレーキをかけた。足が砂埃を舞い上げる。そして、ラケットを肩に担ぐようにテイクバックすると、頭の上に落ちてきたボールめがけて振り切った。
「はい!」「パーン!」
ところが、次の瞬間「バシッ!」という鈍い音とともに、「いって〜!」と叫ぶ、藤原の声がコートに響いた。香織の打ち込んだボールは、コート上に落ちることなく、藤原の太ももに叩きつけられたのだ。さすがの藤原もあまりの痛さに、うずくまってうなっている。
「あの・・・先生、ご、ごめんなさい・・・だ、大丈夫ですか?」
香織が心配して、恐る恐る近づきかけたとき、
「香織〜。こら〜っ!」
そう、地響きを鳴らすように叫ぶと藤原は立ち上がり、香織に向かってきた。
「ごめんなさい!わざとじゃないんです。」
香織は、走って逃げ出した。
「お前、ソフトテニスのボールがどんだけ痛いか、良くわかってんだろ!」
藤原はラケットを振り回しながら、香織を追いかけ回す。
「だから、わざとじゃないんですって。先生も、私がオーバーハンド、へたくそなの知ってるくせに!」
 
二人がコートのまわりで、追いかけっこしいてる様子を見て、幸子はいつの間にかクスクス声を上げて笑っていた。さっきまで、コートに張り詰めていた怖いほどの緊張感が、ほんの一瞬でかき消されてしまった。そして、顧問と部員が子ども同士のように、目の前で追いかけっこを演じているのだった。
やがて、すばしっこい香織を追いかけることに疲れたのか、藤原が太ももをさすりながら、ベンチにもどってきて、幸子の隣に腰をおろした。香織はフェンスの端っこに避難しながら、藤原の様子をうかがっている。
 
「まったく、香織のやろう、本当にノーコンなんだから。いって〜」
藤原の言葉に幸子は我慢できず、再びクスクスと声を上げて、笑い転げる。その笑いはなかなか収まらずにしばらく続いた。藤原は不思議そうな顔で、幸子が笑う様子を見つめていたが、やがて
「幸子が声出して笑うの、久しぶりに見たな。」
うれしそうに、そしてどこか感慨深げに言った。やっと、笑いが収まった幸子は目を細めて、白い雲をほうきで掃いたような空を眺めながら、つぶやいた。
「ほんとだね。本当に・・・いつ以来だろう?」
藤原は足下に転がっていたボールを一つ拾い上げると、それを両手でもてあそびながら言った。
「これが徳倉中学校のソフトテニス部だ。顧問一人、部員一人だけどな。」
「親一人、子一人みたい。」
そう言ってまた、幸子はクスクス笑ったあと、小さいが、真っ直ぐな意思のこもった声で言った。
「私・・・。テニスやってみるよ。・・・やってみたい。」
「そうか。」
藤原は、手にしていたボールを幸子の手のひらに、そっと置いた。そして、フェンスの奥で身をちぢませるようにしてこちらの様子を見ている、香織に向かって叫んだ。
「お〜い!香織!こっち、来い!もう、怒んないから。」
「本当ですか?」香織は、それでも動こうとしない。藤原の言葉が信じられないのだ。
そんな香織に向かって、藤原は大声で続けた。
「新しいパートナーを紹介するぞ。」
「えっ!本当に!マジですか!」
香織は満面の笑顔を浮かべて、ベンチに向かって駆けだした。待ちに待った新しいパートナーと握手するために。
 
更新日時:
2011/08/28

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Last updated:2017/4/4