このページで初めてマンガが登場!
手塚治虫作『ブラック・ジャック』
無免許医でありながら、神の指先で不可能と思われる手術を成し遂げてしまう。顔と体に無数の傷を持っているのは、彼の過去の凄まじさを示すものだ。そして、「オールスター・システム」を取られたこの作品には、手塚作品のすべてのキャラクターが登場している。
しかし、とにかく驚かされるのは数多くの物語を、週刊誌で「1話完結」という形で描きながら、非常にクオリティの高いものとしている事だ。そのストーリーテーリングの妙。まさに「マンガの神様」の名にふさわしい。惜しむらくは、手塚さんが生きてさえいれば、もっと多くの作品に出会えていたであろう事だ。現在までに、映画化、テレビドラマ化、アニメ化、果ては宝塚化されているが、原作を忠実に描いたものはほとんどない。今、このようなすさんだ時代だからこそ、『ブラック・ジャック』を忠実にアニメ化したTV放送を望む!
ちなみに、中学校の道徳の全国大会で『ブラック・ジャック』が資料として活用されたのは、有名な事である。
カメ的漫画評価・・・・・☆☆☆☆☆☆(あれ?多すぎた)
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