あるテレビ番組で「面白い」と紹介されていたので、いつか読もうと思っていました。最近文庫化されたので本屋さんへGO.!
業界紙のライターをやっている主人公の女性が、兄の変死をきっかけに自らに内在する力に気づいてしまう。それは「死」をかぎわける力であり、さらには全人類の意識下に広がる「共有意識・共有記憶」へとつながる「コンセント」としての力であった。
主人公がカウンセラーを目指して心理学を学んでいたということもあって、心理学用語のオンパレード。三流心理学科卒の自分には面白かったです。そして、なによりもラストが読めないおもしろさ!これは保証できます!でも、ラストはあれで良かったのか?
ちなみに作者は女性です。性描写が激しく、文体もわりと力強いので、予備知識無しに読むと男性と間違うかも・・・。
カメ的小説評価・・・・・☆☆☆☆
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