僕は、小・中・高と剣道をやってきました。しかし、大学に入るともっと別な事をやってみたくなりました。ということで、いわゆる「漫研」に入り、漫画のような物を書いていました。もともと、手塚治虫の「火の鳥」や「ブラック・ジャック」に魅せられて、ノートの端っこに落書きなどしていたものですから・・・。
大学時代の活動と言っても地味なものです。大きなイベントが大学祭で、同人誌やイラストを描いた色紙を売っていました。同人誌には、1年目に「絵物語」2年目に「イラスト」3年目にやっと「こまわりストーリー漫画」を描きました。売れ行きはどうだったかなあ。おぼえてません。しかし、イラストを描いた色紙は、借りきった教室の壁に仲間のものと一緒に貼り付けられます。そして、500円の定価で、気に入った人が買っていってくれるのです。
僕は1年生から3年生まで、2枚ずつ、全部で6枚出品しました。学祭当日は、どきどきもんです。
「俺のだけ売れ残ったら、カッコ悪いなあ。」そう思ってましたから。
しかし、僕のようなものの絵でも気にいてくれる人がいて、わりと早く僕のイラストは売れて行きました。小学校の女の子だったり、女子学生だったり・・・。ああ、あの6枚の絵は、今ごろどうなっているだろうか・・・。まだ、誰かの目に触れるところにあればうれしいんだけど・・・ね。
|